み❗️のお部屋

King & Prince 永瀬廉くん

「燃えよ剣」司馬遼太郎

読書自体久しぶりな私

そして司馬遼太郎氏の小説は初めて。割と 淡々と グイグイと物語が進んでゆく。

なんで読んだかというと お察し。

映画化されるとのこと。

とりあえず 図書館で借りました。今年年末か来年あたりに 映画のビジュアルの帯がついてから買います!

山田涼介が沖田総司役。それは、

前々前回のブログでも触れましたが。

いやー私には難しい小説でした。まず、漢字が多い

なんて書くと バカ?アホ?って感じですが

剣術に全く興味がないので

流儀みたいなものが頭に入らないんです。師範どうのこうのってやつ。

そして全体的に幕末の政治に関する表記も これまであまり興味がなかったので 初めて読む単語ばかりで、字面を追うけど、頭ん中素通りってことです。

新撰組に関しても、あまりにも有名な

お三方

近藤勇 土方歳三 沖田総司

はさらっと知ってる程度で、もちろん

大河ドラマ 新撰組! は一度父が旅行先で 見ていて、確か9月半ばだった。私もついでにチラッと見ただけなんですよね

それは、多分

第38回 ある隊士の切腹

これ!多分絶対これ。

結局無実で切腹させられた話だったかな…

介錯が下手だった為 絶命しきれず、沖田総司がとどめを刺す。そして最後、飛脚が走ってきて… 罪はなかったっていう話。印象に残ってる。

本編ですが

近藤、土方、沖田総司のお三方については 私がおぼろげに思ってたイメージとは違うかったんですねぇ。

 

近藤勇

冷静沈着なボス 圧倒的に剣が立つ

豪放磊落 でも、呑気で疎く 煽てられればすぐ舞い上がってしまう。深い洞察力皆無。学がない。時たま土方歳三を イラッとさせてしまう。最後 泣いて抗議し、やめろというのに 出頭してしまう。罠にかかった…?

偽名を堂々と名乗って、でも簡単に見破られた。土方の義兄の子が拷問されていて、偽名もバレたというのも一因だったという描写も有り。

* 一世を風靡した新撰組組長ということで、もっとキレる人と思ってたけれど

意外とお間抜けな面もあったのかな、、

 

土方歳三

イケメンで冷徹な剣の達人

冷徹な鬼副隊長で、猜疑心が強く容易に人に自分をさらけ出さない、心を開かない、用心深い。感覚人間であり、天才的なひらめきも併せ持つ。根っからの武士

とにかく 勇敢である。

 

*ほぼ予想どおりの剣の達人。

でも、夜這いの達人だった事実も割と書かれてて

燃えよ剣って こうやって始まるのか❗️と感心するやらビックリするやら😅

な、なぬぅぅ???土方歳三って

めっちゃ 女たらしやん!本能的に

欲しい女は奪うぜ なのか、、、

 

そして沖田総司

若き齢にして凄腕天才剣士。

ハッキリ言って、この「燃えよ剣」では

所々要所要所に登場するだけで 

そんなにページ数を割いてるわけでもなかったですね。あくまで主役は

土方歳三

歴代の例えば チラッと見た 藤原竜也沖田総司などからも、怜悧な あまり笑わないようにしてる感あったから

燃えよ剣 読み始めて 初めて知ったー

沖田総司

明るく 可愛らしい

根明でチャーミング❗️❗️

冗談が好きで、あの土方歳三さえも

からかわれてしまうような。

考えてることを見透かされてしまうような。

屯所の近所の子供達と遊んでやってた

この具体的なシーンはこの原作にはないけれど、映画では是非入れて欲しいな。

そんな 愛すべき沖田総司って

一体どうスイッチが入って

どう気持ちを切り替えて

容赦なく 人を斬り殺していたのだろう❓❓

まずそのギャップに悩んでしまうのですが。

それは置いといて。

要は

沖田総司が書かれてるところは

全て 表情も声も

山田涼介に置き換えて

読んだ❣️

土方歳三とのやりとり も 岡田准一とのシーンとして想像しながら。

これは めっちゃ想像が膨らむ膨らむ。

楽しい〜 

でもでも

わかってます。史実の沖田総司の最期。それぐらいは知ってます。

哀しい。実に哀しいけれど

いつかは発病する描写は出てくるのだ

読み進むうち、それが とっても怖くて怖くて。

頼むから最後まで健康な沖田総司でいてほしい❗️

沖田死ぬな❗️

なんて無茶な願いは通るわけも200%なく。生きていたとしても 戊辰戦争

土方歳三と共に散るか、降伏はしなかったと思う。逮捕され死刑の可能性は? はたまた晒し首か、、

それも嫌だ❗️

それか、逃げ延びて、明治維新以降も 長生きするか。何かの恩赦で 青少年に

剣道など教える師になっていたのかも。

結婚もして…

うーん、やっぱり短く散ってよかったのか。

どうなんでしょう😖

で、池田屋事件では喀血はなかったです。ホッ。意外な時に喀血の描写がありました。脱走した山南を追う途中の馬上で痰に混じる血。あぁ ここか。ここで〜

それからは ハッキリした 闘病の描写はなく、でも 負傷した 近藤勇と共に

江戸に戻る頃には もうすっかり痩せ衰えてる ご様子に あーついにそうなるか。辛い…辛い…

映画ではこの辺りのシーンもあるかな。

でも、闘病中の土方歳三との会話での総司は 土方もハッとするような、哀しくも、清々しく 透き通った美しさを醸し出してたらしく、その表情、そういったシーンがあるならば、きっと

山田くんは美しいだろう…

 

上巻を読み終わり、下巻のどこかで総司が死ぬのだろう、どこかな。と

章のタイトルを見てたら

沖田総司

というタイトルが。あー間違いなく

この章で死ぬのだなって😥

 

植木屋の納屋に匿われ 死を待つばかり

以前幕府に仕えてた医師も、もう見放している感じ…でも土方歳三が与えた 結核の薬だけは飲んでいるんだよね。けなげ…😭

この療養生活については、そう語られてないけど

姉のみつが総司を見舞い、甲斐甲斐しくお世話をしてたのだが、夫について出羽庄内に急遽旅立つことになって

その朝に 慌ただしく 訪問するのだけど

まだ姉が来てくれることで 安らぎを得、元気づけられていたのだろうに

急にみつが江戸を離れることになり

一瞬表情が消える総司。すぐ微笑むが…

あーここ!!

泣ける😭

そしてやせ衰えた腕を布団から出す

母親がわりのお姉さんに手を握って欲しくて…😭😭

このシーンはきっとある❗️

そして私はそれが号泣その①で

 

1ヶ月も経たないうちに 

たった1人で 誰にも看取られることもなく

愛刀を抱いたまま 亡くなってたんですねぇ😭😭😭😭😭😭😭😭

ここで 号泣その②

おみつ姉さんがまだ看病できていたら

まだもう少しだけ半年だけでも生き長らえていたのだろうか。難しいか…

早く楽になりたいよね…でも1人ぽっちで死んでゆくのは哀しすぎる

もうね、山田くんの渾身の臨終シーン

目に浮かぶようで😭

 

もう震えた…

逸話の黒猫を斬ろうとしたってのは

本当だったのかな。

この章を読んだ日の晩は

なんかしばらく寝つけなかった。

 

時代の流れは怖いー

かつての栄光の新撰組

これまた栄光の一番隊隊長が

こんな孤独な死を迎えねばならんとは。

これも 剣を手に、生業にしてきたことへの 報いになってしまったのかなぁ

いや、病気が悪い んだ。結核にさえかからなけりゃ

沖田総司の死で、ちょっと力が抜けちゃって

相変わらず 目まぐるしく繰り出される史実が相変わらず難しいのもあって

その後は あーもう総司いないんだ。と、私も 読み進めるのが辛くなったけど

沖田総司何度か再登場されます。

北へ向かう土方歳三の小姓であった

市村鉄之助の逸話の中で。

この16歳の少年、新撰組採用時に

土方歳三に 「沖田総司に似てる から採用!!」て言われたらしく その後

すでに病床にあった総司を世話しようとするのだけど、病気がうつるからちかづけまいとする総司の心遣いに感動する。それを励みに土方歳三の下で働く。

(この鉄之助君が土方歳三から遺品になる、あの1枚の写真を託されるのですね… すごい)

土方の最期が近づく中、土方の想いびとの お雪が訪問するのだが、その手助けをした鴻池の手代が 沖田総司が生前、彼に お雪のことを頼む、ともらしたとか。もうね、またホロっときたよ。

総司君、なんて優しいんだー君は。

あと、最後にもう一回、もう一回でてきます

なんと❗️亡霊になって。近藤勇も。他の亡くなった隊士達も。

いやー土方歳三も ビックリしたことでしょうよ。

でも…私は とにかく嬉しかったよ。

戦いの最中にいる 土方歳三、なおも

沖田総司は しっかり 彼の心の中に存在したのだわ

この名?シーンも 最後 是非映画の中に加えていただきたいです…

 

読み応えありました。

次は

沖田総司に焦点を当てた小説と

新撰組血風録

を読む予定。