小説 のなかの 沖田総司
新撰組初心者のわたくし。
燃えよ剣 を なんとか読み終え
次に 図書館で借りてきたのは
「沖田総司」大内美予子
です。
燃えよ剣 は 沖田総司に関する記述は少ないものの、シンプルにズキズキ来たので、沖田総司に焦点を当てた 小説を読んでみたくて。
うん
まだまだ歴史小説ヒヨッコの私には合ってました! 理想の 沖田総司が存在しました!生きてました!そして…やはり…死にました…
生かせてはくれませんでした。
本を閉じ泣きました。😭😭やはり。
この本を手に取る前に
を読んでみたのですが
ちょっと難しくて😅 教科書のようで
そして、そんなに総司にスポット当てた感はなく。んーイマイチ わからん!
なので、期待を込めて読み進めるのですが、うんうん、史実で有名な
網羅してありました。あ、あと1章実は今日の時点で読み飛ばしてる。
「逆流」という章。多分これは
伊藤甲子太郎 の 油小路の変のことかな? と思い、どう総司の最後が描いてあるのだろう、と読み急ぎたくて
後にしようと思って。そうしたら、また沖田総司に会えるでしょ❗️❗️アホな私…でも、けなげでしょ?!
そしてその史実の合間に 有名?な?医者の娘への恋心の話など。
*余談
で私が見た唯一の
「ある隊士の死」
この話かな?というのもあった。こちらの小説では、隊内のお金を紛失してしまったという話で、自分で穴埋めしようとして失敗したばかりに切腹させられる。
大河ドラマの方を見てみないと確認できないけれど。
とにかく、この小説での総司の描かれ方は 燃えよ剣 の総司をさらに膨らませたかのようなキャラ。史実あまり論ずることを好まず 何を考えてるのかわからない不思議キャラだったらしいけど、
んーこの小説では沖田総司はん、比較的よくしゃべるよね。この時代の人にしては。話術がとても巧みで 言い方変えればお節介焼きというか、気遣いが半端ない。結局優しいのだけど。子供本当に好きだったんやね〜 八木家の勇坊と仲良し。
でも、最初登場シーンでは、血走った感じの若者で、怖がって誰も稽古に来ない😡って怒ってるんで、ん??キャラ??って感じだったな。
史実の事変の合間には 色んな人物との出会い、別れがあって、ほぼフィクション?なのかな?と思いつつ 楽しめた。
そして、とにかく 最後の日々、最期の地千駄ヶ谷の植木屋さんの離れに移るまでの 具体的な話が読みたかったので
こちらも読み応えがあって。でも、最初は離れを貸すことを渋ってた植木屋さんに近藤勇が直談判するとかはーどうなんだろう。たしかに新撰組の隊士をかくまうのって 躊躇うよな… その辺。
もし史実だったのなら、嬉しいけど確率は低そうかな…
色んな場面をどうしても「燃えよ剣」と比較してしまうのだけど
大きく違ったのは、姉のおみつさんとの別れ。燃えよ剣では、出発の朝に慌ただしく来て、の別れが もう胸につまる場面だったけど、それは こちらの小説の場合、土方歳三との別れ と なっております。まさに ドラマのシーンとしては涙、涙の名場面となり得る。だって
「土方さん!行ってはいやだ」
「総司!なんで病気になんか!」
とひしと総司を起こす土方…
もう、ダメ〜涙腺がぁぁぁ😭😭
可哀想…
ちなみに姉が庄内に出発したのは文字だけ。この辺りはちょっと残念かな。
そう、姉が去ったその日の晩に土方歳三が別れに訪れるのですよ。だから余計に辛すぎる。
そして、その後も縁のあるひとが去ってゆく。近藤勇の妻 おつね と、そのむすめ。どうもフィクションぽいのですが、どうでしょう? 別れの悲しさが余計に増すのだけど 本当に みんながみんな
行ってしまう。あ、恋してた医者の娘の今は夫が総司の主治医っていうのが
また、ドラマを引き立てていて。妊娠してるし、もう来ないでください、今度会うときは、産まれてからにしてください
みたいなやり取りがあって。また、知り人が去ってゆく… もうね…この辺り辛いわー。そして、ビックリした事に
この小説では、近藤勇の死を 総司が知ることになる!!これはいくらなんでもやり過ぎでは…んー知らずに逝かせてあげたかった。
そして…
1人江戸に取り残された総司。
世話してくれる人としか接することできない。でも、この小説では 周りの人達がわりとあたたかい。手厚く看護してくれてる感じが描かれてて 安堵。
いよいよ最期の時。燃えよ剣では、誰にも看取られることなく1人で逝った との描写だけど、こちらは その、かつて恋した娘さんの夫である医者、植木屋のおかみさん、世話する女性に看取られながら亡くなった 雰囲気なんですよね。
詳しくはわからないけれど。それならば
少しホッとしたけれど。
でも その反面、私は 孤独に旅立った
ほうを何故か取りたいな…冷酷ですかね。その方が彼らしくて。号泣だけど。
あーダメだーまた放心状態に。今夜眠れるかなぁ。
あ、私、結局 なんで沖田総司は肺結核に、いつどこで罹患したのだろうと、答えを求めてしまうのだけど。そりゃあ 女性との事もあっただろうから、そんなこんなの間に感染したのか…
それか、考えたのだけど、血を血で洗うような新撰組の活動の中で、結核の志士を斬った時に、その血液を大量に浴び、その時に 粘膜に入り込み…罹患
とか?ないですかね?結核って空気感染でしかうつらないのか。違うか。
んーそんな資料どこにもないものね。
今はとにかく
本当に、土方歳三が今生の別れの時に言った
「なんで病気になんかなっちまいやがったんだ」
これ。これに尽きる。
今同時に
も読み進めてます…
「長州の間者」怖かった…
沖田総司が ひたすら 怖かった…
もう なんか ほんとに 得体の知れない怖さ。なのに お茶目でひょうきん。
はぁ。まだまだ 沖田総司探しの?旅は続く…
あ、読み飛ばした 「逆流」の章も早く読まねば!